最近たまごサンドがブームですね。
今日”王様のブランチ”を観ていたら麻布十番の名店「天のや」さんが取り上げられていました。
天のや (AMANOYA) - 麻布十番/甘味処 [食べログ]
「天のや」と言えば、『ミシュランガイド2015』でビブグルマンにも認定された老舗。パンにフワフワの関西風だし巻きたまごとマスタードを使用したマヨネーズのみを挟んだすごくシンプルなたまごサンドが有名で、「ヒルナンデス」や今回の「王様のブランチ」などテレビでも取り上げられています。
最近はあちこちにテイクアウト店が出来たとはいえ、本店のたまごサンドはすぐに売り切れてしまう人気商品。
あのEXILEのTAKAHIROさんや千原ジュニアさんが大好物だったり、宮迫さんや松嶋尚美さんなど芸能人が差し入れに購入するなど芸能人御用達の超人気のたまごサンドなのです。
あの美味しい「天のや」のたまごサンドがおうちでも作れたらいいなと思って観ていましたが、大事なところで「製法は秘密!」とのこと……。
作り方は教えてもらえませんでした。
しかし! 作り方をしっかり観ていた私には重要なヒントがいくつか見えたので、そこを頼りに再現してみました!
絶品たまごサンドを作るのにポイントは3つありました!
「天のや」のたまごサンドのレシピを再現してみました!
「天のや」たまごサンドの材料
- 食パン 4枚
- たまご 3〜4個
- だし汁 80cc
- 薄口醤油 適量
- マヨネーズ 大さじ3
- からし 小さじ2
確か、番組内では玉子は3個だったと思いますが、玉子焼フライパンの大きさによって普通の玉子焼き器なら4個で良いと思います。
だし汁はあるもので良いと思います。市販の液体出汁を使う場合は塩味がすでに強く入っている場合があるので、醤油はいらないです。
玉子と混ぜる前にしょっぱくないか味見をしてみてください。
あと、玉子焼き用のフライパンは必須です。
では、作ってみる
玉子の準備
まず、玉子を割りボウルに入れ殻座を取り除きます。
殻座は取り除かなくても気にならなければ、そのままでも大丈夫です。
玉子だけ混ぜたら、あらかじめ用意しておいただし汁を加えさらに混ぜます。
白身のコシが残っているくらいで、あまり混ぜ過ぎない方が良いかもしれません。
次に玉子焼き用のフライパンを用意し、火にかけ、薄く全体に油を敷きます。
余分な油はキッチンペーパーで吸っておいた方が良いと思います。
これから玉子を焼きますが、ここが重要です。
まず1つ目のポイント。
「天のや」のたまごサンドの玉子焼きは、だし巻き玉子ではありませんでした!
王様のブランチでは、分量の玉子を全てフライパンに投入していました。
ということは、玉子を焼いて巻いていないということです!
そして、番組内で言っていた重要なことがもう一つ。
「出来上がりまで10分掛かる」とのこと。
ということは、当然中火から弱火で玉子に火を入れるということですね。
で、この状態。
分量の玉子を全量フライパンへ投入。
最初は中火で良いと思います。
玉子の周囲が固まるくらいの温度で材料を入れ、少ししたら弱火に落とします。
弱火にして火を通していくのですが、ここからが2つ目のポイント。
玉子を混ぜます!
玉子の周囲が比較的固まってきたかなという頃合いで、火の通った部分を全体に混ぜるようにします。
こんな感じです。
まだこの頃は玉子は液体っぽさが多い状態です。
そしてここからが3つ目のポイント。ここから
たまごを蒸し焼きにします!
本家「天のや」さんではどういう方法で蒸しているか分かりませんが、おそらく近い方法だと思います。
それは、玉子焼き器の上にアルミホイルを被せます!
こんな感じ。
結構私はざっくりやってしまいましたが、よくあるアルミホイルの落し蓋や、木の蓋では玉子がホイルにくっついてしまうので、こんな感じでフワッとかぶせる感じで良いのではないでしょうか。
蓋をしたら3分!
弱火だからこその時間です。
これを中火でやると確実に焦げます。
必ず火は弱火で調理してください。
玉子の完成とパンの下処理
蓋をして蒸し焼きにした玉子がどうなっているか気になるところですが、この3分の間にしなければいけない作業があります。
食パンの耳を落として、マヨネーズとカラシを混ぜておきます。
私はペティナイフで行いましたが、後で出来上がりのパンを切ることを考えると、刃渡の長くて薄い包丁のほうが良い気がします。
パンの耳と落として、マヨネーズとカラシを混ぜるくらいの時間で3分近く経つのではないでしょうか。
余裕があれば、パンにカラシマヨネーズを塗っておいても良いと思います。
さて、それでは3分経った玉子の方はどうなっているでしょう。
じゃじゃーん!
良い感じです!
表面が半熟くらいでちょうど良いはずです。
番組で映った画面でも、このくらいの仕上がりでした。
この玉子をフライ返しで、真ん中から半分に切ります。
次が少し難しいかも知れませんが、半分にした玉子をそれぞれ裏返します。
この時に火は止めてしまってください。
裏返すと……
本家「天のや」さんでは焦げ目はありませんでしたが、私は火加減の調整で迷ったために少し焦げ目がついてしまいました。
でも味にはそこまで違いはないはず。
裏返したらフライパンの余熱で先ほど半熟だった面にも火を通します。
この余熱で火を通す間に、パンにカラシマヨネーズを塗っても良いでしょう。
余熱で火が通るとこんな感じになります。
表面が滑らかな感じに仕上がりました。
これなら大丈夫でしょう。
仕上げ
出来上がった玉子をパンにのせます。
標準的な玉子焼き器のサイズでは食パンより大きいと思いますので、はみ出そうな端の部分をカットして、食パンサイズにした玉子をパンに載せます。
さあ、出来上がりました!
ここから注意しなくてはいけないことは、パンの切り方です。
ちょっとコツが必要です。
長めの包丁、できれば薄い刃のものを使って、上部のパンを前後に引きながら切ります。
玉子まで到達したら引切りで、下になっているパンを切ってしまいましょう。
(上のパン)前後に押し引き → (玉子)ゆっくり押し引き → (下のパン)引切り
と言うイメージです。
私もいきなり切ろうとしてパンと玉子がバラバラになりかけたので、気をつけて切ってください。
切り終わったら、盛り付けましょう!
今回は2人前だったので、2通りの盛り方にしてみました。
家人と試食してみましたが、とても美味しく仕上がりました!
出汁の塩味が仕上がりのポイントなので、しょっぱくなりすぎないように注意してくださいね。
このサンドイッチ食べ応えもあって美味しくて、あっという間に食べてしまいました!
玉子サンド、特にあの「天のや」のたまごサンドが好きな方にはぜひ試してもらいたいレシピです!
6/2 追記
玉子の焼き加減の目安はこのくらいがしっとりして良いと思います。
本家の天のやさんのはもう少し気泡が入っているので、玉子の混ぜ方にもう少し工夫が必要かも知れませんが 、食感は良いですよ!
余った耳も絶品スイーツに!
工程でパンの耳を落としましたが、このパンの耳からも絶品スイーツができちゃいます!
レシピは以下の通りです。
材料は
- パンの耳 4枚分
- はちみつ 適量
- シナモンパウダー
- オリーブオイル
作り方は
気持ち多めのオリーブオイルをフライパンに入れ、適当な大きさにしたパンの耳を焼きます。
中火くらいで各面をじっくり焼き色がつくまで焼いてください。
焼き終わったら、パンにシナモンパウダーを振りかけ、よく混ぜたらはちみつを回しかけて和えるだけです。
温かいうちに食べるとサクサクで美味しいですよ!
最後に
今回、たまたま番組をいて重大なヒントを得られたので、再現レシピにチャレンジしてみました。
こんな美味しいたまごサンドがお家で作れるようになって、とってもラッキーだったと思います!
ぜひ皆さんも試してみてくださいね!
(文:みやび☆りゅう)
※追記
このレシピが好評のようなのでCookpadにも登録して紹介しております。
ぜひご利用ください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
他にもこんな記事を書いていますので、よろしければお読みください。